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プレスタ

洗礼された外観デザインは他社と差別化可能

利回りと出口を意識した〝戦略的〟リーシングが強み

 今年9月に創業10周年を迎える「プレスタ」。札幌市を拠点に賃貸マンションの企画・管理・売買仲介まで手掛けている。

 大江建社長は「表面利回りだけで投資判断する時代は終わりました。建築費の高騰や金利上昇の今、取得総額と運営コストを含めた実質利回り、さらには将来的な売却価格までを見据えた戦略設計は必要不可欠です」と語る。

 こうした中で同社が力を入れているのが、エリア特性を踏まえた物件企画だ。単に建物を供給するのではなく、立地ごとの入居者層を見極め、間取りや専有面積、設備仕様を最適化。単身者需要が強いエリアでは機能性を重視し、ファミリー層が見込める地域では収納力や居住性を高めるなど、地域ニーズに即した設計を徹底している。

 また、賃料設定においても過度な強気姿勢は取らず、周辺相場を踏まえた〝適正家賃〟を基本とすることで安定稼働を実現し、結果として利回りの維持につなげている。加えて、同社では社内での物件評価にも力を入れており、社員自身が「住みたい」「保有したい」と思える水準かどうかを一つの判断基準としているという。

 企画物件は都市ガスを標準仕様にするなど、設備グレードは高い。外観や共用部はデザイン性が高く、タイルやボーダータイル、塗装などはトレンドを押さえつつも、周囲の景観に馴染むデザインを提案。壁材などは部分補修や張り替えが容易な素材を採用し、退去後の原状回復費用を抑制している。こうした工夫により修繕コストの平準化を図っているというわけだ。

 一方で、物件管理戸数は4000戸を突破し、入居率は98・9%(2026年3月現在)と高水準を維持し続けている。また、金融機関との関係構築や融資条件の調整を含めた資金計画の相談にも対応しているほか、所有物件のエリア分散や築年数帯のバランスを意識したポートフォリオ形成の助言も行っている。

「賃貸経営は〝安定運営を続け、最適なタイミングで出口を選択する〟事業です。当社が10年間で積み重ねた管理実績と市場分析力は、これから参入する投資家さん、規模拡大を目指すオーナーさん双方にお役に立てるはずです」と大江社長。

昼夜問わず存在感を放つ外観が人気の理由
高級感あるエントランス