プレスタ

蓄積されたノウハウを最大限に生かす新築企画物件を供給
「新築企画物件は、自社で厳選した物件しか扱っていません」と自信を覗かせるのは「プレスタ」の大江建社長だ。
賃貸マンションの企画、管理から売買仲介まで一手に担い、年間で10棟前後をコンスタントに供給。今年もすでに12棟の供給が決まっている。
事業エリアはあくまでも札幌市内だ。大江社長は「札幌市は全国の主要都市に比べて利回りも高く、将来的な伸び代もあります」とメリットを語る。
同社の強みは、営業エリアを札幌圏に特化させて築いてきたネットワークにある。札幌市内に限って言えば、顧客オーナーや土地の仲介会社などからの紹介を中心に、他社より多くの土地情報をいち早く仕入れている。
親密な取引関係を生かすことで、地下鉄沿線エリアの好条件の土地を相場より安値で確保でき、適正な家賃設定で利回り6%台を維持している。
地域特性の理解度も高い。例えば同じ地下鉄駅周辺であっても、学生や独身社会人、単身赴任者、ファミリーなど各エリアのターゲットを明確に設定し、それぞれに適した物件仕様を追求。家賃設定も何度も見直して最適解を導き出す。
「当社は、入居率に差が出る10年後も家賃を目減りさせることなく、満室稼働を目指しています。売却時に安定的なレントロールを買主に示すことができれば、有利に取引を進められます」と大江社長。蓄積されたノウハウに基づいた戦略で、オーナーの満足度を高めている。
管理戸数も25年中には4000戸を突破する予定だが、同社では業績優先ではなく常に人材の確保と育成を先行してきた。
目の行き届いた管理を徹底した結果、入居率は98%以上(2025年2月末時点)と高水準を維持している。
大江社長は「当社は現在10期目です。情報の仕入れ、物件の企画・販売、管理など、これまで地道にオーナーさんと向き合い取り組んできたことが、供給数や管理戸数として現れてきた。今後もオーナー満足を追求します」と話す。


