プレスタ

地域特性を熟知した企画力と独自リーシングで高入居率
賃貸マンションの企画をはじめ、管理や売買仲介まで手掛ける「プレスタ」は、2026年9月に創業10周年を迎える。
新築企画物件は、年間10棟前後をコンスタントに供給。今年は12棟をリリースする予定で、来年もすでに10棟の土地の仕込みまで完了している。
同社の企画物件はデザイン性が高く、シックなのが最大の特徴だ。タイルやボーダータイル、塗装などはトレンドを押さえつつも、周囲の景観と馴染むデザインを提案。さらに夜間のライトアップも駆使し、昼とは別の雰囲気も演出する。
大江建社長は「壁紙クロスなどは色合いを昼と夜で確認しています。内外装ともにシンプルで飽きのこないデザインを追求している。〝経年優化〟が10年後も満室経営を継続することにつながります」と話す。
事業エリアを札幌圏に絞っているのも特徴の一つ。大江社長や売買担当の責任者は、元来賃貸仲介業に従事しており、地域特性を熟知している。エリアごとに異なる入居者の傾向やニーズを把握し、それに見合った物件を企画。同社が初心者オーナーからも信頼される要因の一つとなっている。
また、仲介会社などで構築されているネットワークから土地情報をいち早く取得。地下鉄沿線エリアなど、好条件の土地を相場より安値で仕入れている。そのため適正な家賃設定ながら、新築物件の利回りは相場よりも高い6%台をキープしており、オーナーからの高評価につながっている。
一方で、地域特性の熟知は管理部門でも強さを発揮。月2回、自社管理の空室物件の洗い出しを行っており、基本条件や不動産ポータルサイトへの掲載方法の見直しを都度実行している。入居者ニーズに応えるため、オーナーにも適切な入居アドバイスを行っており、空室期間の最短化を実現。こうした体制により、管理物件の入居率は98%を超えている。(25年8月現在)
「25年中には管理戸数が4000戸を突破する予定で、来年は4500戸到達も見えてくる。入居者の退去時期はコントロールできない部分もあるが、退去が発生した際は最速で入居者を獲得する事が大切。エリアに特化した企画と管理という弊社ならではの強みを武器に、今後もオーナーの期待に応えていきたい」と大江社長。


