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セコマ

「Secoma北海道当麻町産でんすけすいかバー」「Secoma塩レモンシャーベットバー」

自治体と連携。地域の特産品を使った商品開発が加速

 道内最大手のコンビニチェーン「セイコーマート」を展開し、原材料の生産・調達から食品製造、物流・卸、小売までセコマグループ一貫で担う。

 同社では、2008年に締結した「北海道との連携と協力に関する協定」に基づき、道との協働事業として地産地消を推進。現在は「北海道産原料を活用した商品づくり。地域との共生。」をテーマに掲げ、サプライチェーン機能を生かした、さまざまな新商品を発売してきた。

 21年の発売以来、夏の定番商品となっているのが「Secoma北海道当麻町産でんすけすいかバー」だ。当麻町特産品の「でんすけすいか」の規格外品を、グループの「ダイマル乳品」(羽幌町)でアイスバーに加工して販売している。果汁を18%使用しており、本物の「でんすけすいか」を食べているかのような味わいに、毎年発売を待ち望んでいるファンも多い。

 また、稚内市と「まちづくり連携に関する協定」(23年7月)を締結。

 これに基づき、宗谷海峡の海水で作った稚内特産品「宗谷の塩」を使用した商品も開発した。昨年6月発売の「Secoma塩レモンシャーベットバー」は、レモンの爽やかさが際立つおいしさで好評を博している。今年6月にも「宗谷の塩」を使用した新商品「Secoma無糖塩レモンサワー」が発売された。

 このほか19年からは、滝上町産の和ハッカを使用したアイスやキャンディーなどを開発・販売する。中でも昨年7月に発売した「Secomaミントクラフトジンハイボール」は、滝上町産和ハッカをジン原酒と香料に使っており、爽快な香りが夏にぴったりのハイボールに仕上がっている。

「Secoma無糖塩レモンサワー」
全道に展開する「セイコーマート」