【今月号特選記事】道内FM2局がラジオ聴取率調査“不参加”のワケ

エフエム北海道 ©財界さっぽろ

 ビデオリサーチによる民放ラジオの聴取率調査はかつて、年2回おこなっていた時期もあるが、現在は年1回のみ。実施時期は夏と冬の交互となっており、今年は12月に実施される。前回の調査では、エフエム北海道が初の全道1位に輝いていた。

 北海道の場合、調査費用はビデオリサーチの持ち出しで実施している東京などとは違い、これまで民放4局(HBC・STV・エフエム北海道・ノースウェーブ)が均等負担してきた。

 目下、放送業界は新型コロナの影響で広告収入が激減。イベント開催などによる放送外収入も減少している。

 そのため今回、エフエム北海道とノースウェーブのFM2局が「調査費用を捻出できない」と“不参加”を表明。HBCとSTVのAM2局で費用を負担することになった。

 補足すると、調査はこれまで通り民放4局の聴取率が集計されるが、そのデータを使用できるのが、HBCとSTVのみということだ。

 今回からインターネットを活用した調査が導入される。これによって、費用全体は相当抑えられるという。それでもFM2局が“参加”しないのは、調査範囲がこれまでの札幌圏から全道に広がったためではないかとの見方がある。

 11月14日発売の財界さっぽろ12月号では、FM2局がラジオ聴取率調査の“参加”を見送った理由をさらに詳報している。道内書店・コンビニエンスストアのほか、以下の当社公式通販サイトなどからどうぞ。

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