ほっかいどうデータベース

丸水札幌中央水産

武藤修会長(左)と竹田剛社長

強固なネットワークで水産資源の安定供給の実現へ

 創業から65年、道民の食卓を支えてきた卸売業者。国内外に築いたネットワークを駆使し、水産物の安定供給を担っている。

 近年は、海面水温の上昇で水産資源の動向が揺らいでいる。道内も例外ではなく、秋サケやホタテの水揚げ量が減少し、価格が高騰。一方、ブリは水揚げ量がこの10年間で倍増するなど、不安定な状況が続いている。

 竹田剛社長は「道民の皆様に海の恵みを安定的に供給するためにも取扱数量を増やしていく必要があります。サーモンを中心とした養殖にも力を入れていきながら、ブリやフグ、ニシンなど水揚げが安定している魚種を積極的に流通させていく」と話す。

 また、25年6月には、酒類・食品卸の国分北海道(本社・札幌市)との勉強会を開催し、食のインフラを担う企業同士で意見交換を実施。さらに、札幌市内の調理専門学校で行われた、ブリの消費拡大を目的とした食育講座へ協力するなど、地域社会との関わりも深めている。

 同社では物流体制の整備や品質管理の強化を進めており、変動する水産市場に対応できる供給体制の構築を図っている。武藤修会長は「持続可能な水産資源の流通を推進するためにも原点に戻り、MVV(ミッション・ビジョン・バリュー)の再構築を進めたい。マルスイグループの組織体制をより強固にしていく」と先を見据える。

 また、武藤会長は25年11月、札幌商工会議所の副会頭に就任。経済界にも貢献する。

2月に幕張メッセで行われた「スーパーマーケット・トレードショー」に出展