【今月号特選記事】北海道“あの話題”のその後…そういえば、どうなった?

 熱しやすく冷めやすい――しばしば道民の性質はそう言われる。しかも情報は巷にあふれ、その更新スピードは早く、話題になった騒動や大プロジェクトも、ちょっと時間が経過すると多くのニュースに埋没しがちだ。

 そこで月刊財界さっぽろ2020年12月号では、「そういえばどうなった?」という素朴な視点で、4つの事柄の現状をレポートしたミニ特集を掲載した。

丘珠空港(左)と北海道新幹線「はやぶさ」 ©財界さっぽろ

 まず一つ目が丘珠空港の滑走路延長だ。現行の1500メートルでは、冬はジェット機の運用が難しく、長年に渡って札幌市や地元経済界などが計画を温め、時には国に要望をしてきた。そんな難題にいま、一筋の光明がもたらされるかもしれない。道内選出国会議員らの動きもあり、国が延長事業に調査費をつける可能性が出てきたのだ。

 二つ目は北海道新幹線の札幌延伸・開業について。かねてから経済界では2030年冬季オリンピック・パラリンピック札幌招致とセットでの前倒し開業を目論んでいるが、このセット案に黄色信号が灯っている。もともとの開業時期は30年度末、つまり31年3月末まで。オリパラに間に合わせるなら、1年以上の開業前倒しが必要だ。しかも、トンネル工事で発生する大量の対策土の処理場がなかなか決まらず、一部の工事が長期間ストップ中。経済界が声高に叫ぶ前倒し開業の壁はますます高くなっている。

北極海航路(左)と北大元総長の名和豊春氏 ©財界さっぽろ

 本特集ではこのほか、7、8年前に大いに話題になって本道の成長戦略に盛り込まれた北極海航路の意外な変化、2年前に発覚した北海道大学元総長・名和豊春氏の解任騒動についての新展開とともに、名和氏本人を直撃した記事も掲載している。道内書店・コンビニエンスストアのほか、以下の当社公式通販サイトなどからお買い求めください。



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