光ハイツ・ヴェラス

入居者募集と認知度向上が奏功し新規入居者数が増加
2007年に札証アンビシャスに上場。全国有料老人ホーム協会の正会員で、札幌市や小樽市を中心に介護付有料老人ホームなど10施設を展開している。
25年3月期決算は、売上高が30億4300万円(前年同期比0・6%増)の増収、運営施設の営繕費や北広島市の北海道ボールパーク内のサービス付き高齢者住宅「マスターズヴェラス 北海道ボールパーク」の固定費など、諸経費が増加したため経常損失は2億6300万円となった。
中核の有料老人ホーム事業では、認知症の相談や情報交換を目的とするイベント「オレンジカフェ」を5施設で定期的に開催した。地域住民とのつながりを強化するとともに、参加者の施設見学も同時に実施。入居者募集と認知度の向上に成功しており、新規入居者数は前年同期比を大きく上回った。
また「マスターズヴェラス 北海道ボールパーク」は、昨年6月1日から入居者の募集を開始。大規模施設のため、満室までに一定の期間を見込んでいるが、現在は体験入居などもスタートしている。引き続き道内外で積極的な営業活動を推進していく方針だ。
森千恵香社長は「引き続き、北海道日本ハムファイターズさん、日本エスコンさんとともに入居への施策を打っていきたい。社会のニーズを捉えた事業展開を目指していきます」と話す。
次期は売上高34億円(前年同期比11・7%増)、経常利益4000万円、当期純利益2000万円の増収を見込む。

