月刊「財界さっぽろ」

道連会長人事で四分五裂、“自滅の刃”が自民党を襲う!

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自民党道連会長内定の橋本聖子氏(左)と現会長代行の武部新氏 ©財界さっぽろ

昨年12月1日、自民党道連会長だった吉川貴盛氏の汚職疑惑が表沙汰になった。吉川氏は翌2日、迷惑をかけるとして、道連会長を含めた党の役職をすべて辞任。その後、道連会長の後任に参院議員で東京五輪担当大臣の橋本聖子氏が内定した。権力に空白が生まれると、政治家の行動は素早い。道連会長辞任の一報を受けて、色めき立ったのは「反・吉川派」の面々だ。まず動いたのが道議たち。先の知事選の候補者選考をはじめ、吉川氏、長谷川岳氏の道連ツートップ体制に異論を持つものが多かったためだ。永田町では道内選出国会議員が3度会合を開催。本項では次期道連代表を選出する過程で繰り広げられた各陣営の神経戦の模様を深掘りした。


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