吉田学園創立70周年 吉田松雄総長の北海道功労賞受賞を祝う記念祝賀会を盛大に挙行
ーー70年の歩み、次代へバトンーー
学校法人「吉田学園」は9月15日、創立70周年と吉田松雄総長の北海道功労賞受賞を祝う記念祝賀会を開催した。学園の70年間の歩みや節目を振り返るとともに、北海道の職業教育振興に尽力してきた吉田総長の受賞を祝った。
総長から理事長へ 次代へ継承
吉田学園は、1956年に創立者の吉田福松氏が天塩郡遠別町で開校した「北海珠算専修学院」が前身。戦後復興期の北海道で実務教育の重要性に着目し珠算教育からスタートした同学園は、社会の変化に合わせて教育分野を拡大。現在は専門学校9校、大学1校、保育園3施設を運営する総合教育機関へと発展した。
そんな同学園が創立70年を迎えた9月15日、札幌グランドホテルで記念祝賀会を開催。国会議員や行政、経済界、教育関係者ら約300人が出席した。
祝賀会は、津軽三味線の奏者・忍弥(NIYA)さんの演奏と、115㌔㌘の本マグロの解体ショーで幕を開けた。その後「吉田学園70周年のあゆみ」と題したコンセプトムービーを上映。56年の創立から教育分野を広げてきた同学園の歴史などが映し出され、出席者らは静かに見入っていた。
開会あいさつで吉田祐樹理事長は「18歳人口が減少し、教育機関にとって厳しい時代が続く中でも、時代のニーズを的確に捉え、変化を恐れず進化してきた。今後も人との縁を大切にしながら、学生や企業、そして北海道に必要とされる学園であり続けたい」と決意を述べた。
続いて壇上に上がった吉田松雄総長に、北海道功労賞受賞を祝して出席者らから花束が贈られたほか、サプライズで孫からブーケが手渡されると会場から温かな拍手が送られた。
吉田総長は「72年に父・福松が亡くなり、24歳のときに経営を引き継ぎました。直後は多額の借金があり、道のりは過酷なものでした。そうした中、今日まで何も言わずについてきてくれた妻の節子に感謝しています。また、祐樹は道議と理事長の両輪をこなしながら、これからの吉田学園を担ってくれると考えています。私の思いを祐樹に託し、改めてバトンタッチをさせていただきます。今後ともよろしくお願いします」と感慨深げにあいさつした。
北海道功労賞受賞 長年の功績に光
吉田総長は、25年11月に北海道の知事表彰で最高位となる「北海道功労賞」を受賞した。これまで長年にわたり、専門学校や大学、スポーツ施設、保育園など教育・福祉分野のネットワークを形成し、地域が求める人材の育成と北海道の職業教育振興への貢献が評価された。
その後、橋本聖子参議院議員、鈴木直道北海道知事、駐札幌大韓民国総領事館の張容秀総領事、北洋銀行の津山博恒頭取がそれぞれ祝意を述べた。
鈴木知事は「私が夕張市長を務めていた十数年前、国会議員会館を回っていた際に吉田総長から温かいお言葉をいただいたことを今でも覚えています。人口減少が進む北海道では、若い世代をはじめとする人材育成と活躍がますます求められており、吉田学園が果たす役割は非常に大きいと感じています。道としても学園と連携しながら、北海道の発展に向けて取り組んでいきたい。70周年を契機に、吉田学園のさらなる発展を願っています」と語った。
その後、北海道銀行の笹原晶博特別顧問の掛け声で鏡開きが行われ、共立メンテナンスの石塚晴久会長の乾杯の発声で宴がスタート。出席者は節目を祝うとともに、吉田学園のさらなる発展と吉田総長と理事長の今後の活躍を願い交流を深めた。