現場を想定した学びを導入。 次世代の救急救命士を養成
消防・医療の最前線で活動する救急救命士。その養成を担う「吉田学園医療歯科専門学校」の救急救命学科では、2026年度から新たな実習設備が稼働。教育体制が強化される。
新たに整備されるのが「アウトドアトレーニングフィールド」。校舎横に専用テントを設置し、交通事故や倒壊家屋など屋外の救急現場を想定した訓練を行う。
近年、地震・豪雨・豪雪など自然災害が多発している関係から、救急救命士は平時の緊急対応に加え、災害現場での迅速かつ的確な判断力と行動力が求められる。こうした社会的要請に応えるため、実災害に近い環境下での教育体制を強化する狙いだ。
また、同校は「消防団協力事業所」としても認定されており、教育目的だけでなく、地域の防災力向上も担う予定。地域とつながることで、救急救命士に必要な使命感の醸成も図る。
「実践重視のリアルな学びを通して、次世代の救急救命士を育成したい」と、吉田学園の担当者は語る。
吉田学園は今年、創立70周年を迎える。節目の年にあたり、教育カリキュラムのさらなる拡充を図るほか、イベントや記念式典などの実施も予定。これまで培ってきた教育基盤を生かし、社会を支える専門人材の育成への取り組みを一層進めていく。