吉田学園

産学連携を強化。北海道から世界で活躍できる人材を育成
来年で創立70周年を迎える「吉田学園」は、医療・福祉、公務員、IT、スポーツ、動物など、さまざまな分野の人材を養成。札幌市内に大学1校、大学校4校、専門学校5校を運営する総合学園だ。
国家資格の合格率や就職率の追求はもとより、グローバルに活躍できる人材の育成を図るため、近年は産学連携を軸に教育カリキュラムを策定している。
その一貫として、4月に開校した道内初の韓国語を学べる「北海道グローバル外語専門学校」では、韓国の「釜山外国語大学校」との学術交流協定、「韓国外国語大学校」との基本合意書を締結。また、「慶煕大学校」「建国大学校」「漢陽大学校」と「編入学等に係る協定」を締結するなど、現地教育機関と積極的に連携し留学プログラムや編入学の充実を図っている。
一方、サイバー人材やクリエイティブ人材を養成する「専門学校北海道サイバークリエイターズ大学校」では、世界的に有名なカナダの映画・映像系専門学校の「バンクーバー・フィルム・スクール(VFS)」と基本合意書(MOU)を締結。同スクール講師によるオンライン講義を実施するなど、世界トップレベルの技術を学べる環境も構築した。
また、国内トップレベルのアニメCG関連企業の複数社により出資し設立した「ウタリカ」(本社・札幌市、須貝真也社長)とも教育連携を実施。同社の制作スタジオを校舎内に設置し、現役クリエイターから直接学べる環境を整備したほか、120社以上におよぶ国内のICT企業やゲームメーカー、CG制作会社とも連携しており、特別講義や作品講評会、企業説明会などを活発に行っている。
さらに、同学園では4月に、フィットネスやパーソナルジムを展開している「SHARE」(本社・札幌市、佐伯輝明社長)と包括連携協定を締結。
「人生100年時代に向けた活力ある地域社会の形成と発展」を目的に、同学園が有する教育機能と同社の保有施設や事業を相互に利活用するほか、共同研究にも取り組む予定だ。
