セーフティーステップ
年商120億円超え。グループを牽引する足場業界の雄
クサビ式足場の施工レンタルで道内の足場業界をリードする「セーフティーステップ」。設立26年を迎える同社は、創業時からクサビ式足場の普及に努め、顧客数を順調に拡大している。
成長の原動力となる石狩機材センターは日本でも最大級の規模を誇り、顧客要望に柔軟に対応するオペレーションを実現。戸建て住宅から大規模ビルまで、年間施工件数8000棟を超える規模を誇る。
そして同社の新たな成長フェーズ入りを印象付けたのが、2023年に設立した足場施工会社の協業グループ「Jステップホールディングス」だ。
傘下には地場で有力な企業が集まり、北海道2社、福島1社、埼玉2社、神奈川2社、愛知1社、広島1社の9社が参画。グループ年商は120億円を超え、日本一の足場施工会社が誕生した。
高木茂光社長は「足場業界が抱える慢性的な職人不足や法改正に伴う設備投資過多、DX化の遅れなどを改革するには、思い切った投資が必要で企業規模が有利に働く」とホールディングス化の狙いを話す。
例えば、昨今のトピックと言えば独自の職人育成プログラム「足場アカデミー」。新卒採用は5年で40人に及ぶが、退職者ゼロという驚異的な実績を更新中だ。入社後1年間は職人として法規やマナー、施工技術の習得に専念し、現場に出るのは最短でも2年目以降。こうした他では真似のできない人材への投資もホールディングスにより拡大できる。
さらに、グループ間で案件や足場材の融通を進め、受注ロスや無駄な投資を抑制するなど、シナジー効果を生んでいる。
信用調査会社によると、小規模の足場施工会社の倒産が過去最多に上っているという。
「本格的に二極化が進み淘汰が始まっている。やはり、一企業だけでは多くの課題解決は難しい。当社はグループとして各社の得手を共有しながら成長する戦略をとっている」(高木社長)
現在は、ホールディングスの上場を目標に準備も進めている。
「上場による認知度アップと、コンプライアンス遵守、福利厚生等の充実を図り、職人及び社員を含め安心して働ける組織づくりを進めます」と高木社長。