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アムテック

自社工場での作業のようす。工場を拡張するなど、着実に事業規模が拡大

「実現力」で顧客の信頼を 獲得。業界発展にも尽力

 配管工事をメインに、冷暖房や給排水衛生設備工事などを手掛ける「アムテック」。2012年に従業員4人で、小さなコンテナハウスと賃貸の工場でスタートした。

 そこから事業を拡大し、現在は年間150㌧を超える配管を組み上げる規模に成長。10年以内に自社工場を持つという創業時の計画も実現している。

 同社のこれまでの歩みを振り返ると、掲げた目標を一つずつ形にしてきた「実現力」が浮かび上がる。

 成長を支えてきたのは、顧客からの厚い信頼だ。取引先の多くがリピーターとなっており、継続的な受注につながっている。

 島田清光社長は「お客様に満足いただきリピーターとなってもらうには、何よりも高い品質の納品が不可欠。そのための技術力を追い求めています」と語る。

 同社では、継続して最新技術を積極的に導入。全国各地で開催される展示会や発表会に足を運び、先端技術や機器の情報を収集しており、業務に生かせるものは可能な限り取り入れる姿勢を貫いてきた。

 例えば、25年には自社工場を増設し、敷地面積を従来の1・5倍に拡張。これと同時に、配管機器や溶融亜鉛メッキ製品を製造するシーケー金属社製のパイプシェーバーを導入している。加工精度と作業効率を高めるとともに、配管加工の内製化による品質管理の強化を推し進めた。

 一方で、自社の成長だけでなく、配管業界全体の発展にも目を向ける。島田社長は、「北海道配管事業協同組合青年部」会長を務め、25年からは親会の「北海道配管事業協同組合」で副理事長として本格的に活動している。

 青年部では業界の認知度向上に取り組むほか、配管だけでなく電気やダクト、板金など8業種の青年部会幹部を招き入れ、「8団体青年部会」を発足させた。定期的な意見交換や技術交流を通じ、業界の垣根を超え横断的な連携を進めている。

 こうした活動の背景にあるのは、業界全体をより良い方向へ進めていきたいという島田社長の考えだ。

「人材不足や技術継承など、建設業界には共通する課題が多い。各業種が情報や知識を共有し、互いの技術を高め合うことが、業界全体の底上げにつながります。今後もこうした取り組みを積極的に行っていきたい」と島田社長。

今では若手も多く活躍している
島田清光社長