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北海道整形外科記念病院

地下鉄南北線「南平岸駅」と東西線「白石駅」からは無料送迎バスを運行

各分野の専門職が連携。チーム体制で地域医療を支える

 整形外科単科の専門病院として年間3000例以上(2025年)の手術を手掛けている「北海道整形外科記念病院」。上肢、下肢、股関節、脊椎、リウマチ、骨粗しょう症など、領域ごとに医師を配置し、専門的な医療の提供に努めている。

 5月に就任した近藤真理事長は「患者さんには笑顔で病院を後にしてほしい。そのためにさまざまな施策を講じ、チーム体制の構築を進めています」と語り、専門分野の垣根を越えた連携強化を推進している。

 その1つが、近藤理事長が陣頭指揮を執る「朝会」だ。医師らが診療上の課題や治療方針、病院運営について情報を共有する場として定着。複数の疾患を抱える患者については、専門医がそれぞれの知見を生かしながら連携し、適切な診療につなげている。

 また、地域の急性期治療を担う医療機関として、術後の回復期リハビリを地域包括ケア病棟を有する医療機関へ円滑につなぐほか、訪問看護や訪問診療との連携も強化。患者の状態や生活環境に応じて、治療から在宅療養までをつないでいる。

 北海道大学との共同研究も特徴だ。医師主導による人工手関節の治験に携わったほか、現在は椎間板ヘルニアに対する再生医療の治験を進めるなど、臨床現場と研究開発の両面から先進医療を提供し、整形外科医療の発展に取り組んでいる。

 一方で、近年注目されているのが、肘の軟骨が乖離する離断性骨軟骨炎に対する「軟骨修復材」を用いた再生医療だ。病変部にゲル状の材料を充填し、硝子軟骨の再生を促す治療法で、北大と共同で治験を実施。昨年12月から保険適用となり、近藤理事長自らも治療にあたる。

「野球肘をはじめとするスポーツ外傷・傷害への効果が期待できます」と近藤理事長。自身も硬式野球チームのチームドクターを務めるなど、スポーツ現場との関わりは深い。野球やバレーボール、スノーボードなど競技特性を理解した医師やリハビリスタッフが連携し、競技復帰まで見据えた診療を行っている。

「新患をできる限り受け入れられる診療体制の強化、送迎バスの増便、麻酔科医によるリハビリ時の痛みの軽減など、患者さんが安心して治療を受けられる環境づくりも進めています」と近藤理事長。

 

●診療科目

整形外科、リウマチ科、リハビリテーション科、麻酔科

●診療時間

月~金 8:30~11:30  13:00~16:00
土 8:30~11:00

●休診日

第3土曜日、日曜日、祝日、年末年始

近藤真理事長
手術室は5室。手術支援ロボットも導入
1階には患者と家族が利用できるカフェスペースを設けている