北広島おぎの眼科
おぎの・てつお/1996年札幌医科大学医学部卒業。アメリカ・インディアナ大学医学部客員研究員、市立札幌病院眼科勤務を経て、2012年7月開院。日本眼科学会認定眼科専門医。医学博士。
日帰り手術と先進機器で地域の眼科医療を支える
荻野哲男院長は2012年に「北広島おぎの眼科」を開院。JR北広島駅前という好立地を生かし、日帰り手術を軸とした診療体制を構築している。
昨年はJR北広島駅直結の複合商業ビル「トナリエ北広島」へ移転し、院内面積を従来の約1・5倍に拡張。スタッフも増員し、診療時間を午後5時半まで延長した。58台収容の立体駐車場も利用できるため、市内外から患者が来院している
白内障や緑内障、加齢黄斑変性など加齢に伴う眼疾患の診療を得意とし、25年は白内障手術2031件、硝子体手術271件、緑内障手術48件を実施。眼瞼下垂やものもらい、逆さまつげの手術にも日帰りで対応している。患者一人ひとりの症状や生活背景を踏まえながら、適切な治療時期を見極め、できる限り視機能を維持することを重視した診療を行っている。
「75歳を過ぎると後期高齢者医療制度へ移行し、定期的な健診を受ける機会が減るため、自ら目の状態を確認する意識がより重要になります。100歳まで視力を維持するためにも、日頃から片目ずつ見え方を確認する習慣をつけて下さい。自覚がしにくい加齢黄斑変性や緑内障などの異変に早い段階で気付け、早期発見・早期治療につながります」
診断精度の向上に向けた設備投資にも積極的だ。眼底カメラにはオプトス社製「超広角走査型レーザー検眼鏡装置」の国内1号機を導入し、広範囲の眼底撮影を実現。網膜の断層画像を撮影するOCTも3台備え、うち1台は高速・高解像度・広画角でのフルオート撮影に対応し、病変の見落としリスクの低減につなげている。またボシュロム社製の「硝子体白内障手術装置」を採用し、眼圧を自動制御する機能と超高速カッターによって、より安全で精密な手術を提供する。
さらに今年7月にはAIを活用したオプトス社製の画像鮮明化装置を導入し、診断画像の視認性をさらに向上させた。今後は手術用顕微鏡も新型機種へ更新する予定で、診断から手術まで一貫して医療の質を高めていく考えだ。
「地方都市では眼科手術に対応した医療機関は決して多くありません。今後も設備投資や診療体制の充実を進め、患者さんが安心して治療を受けられる環境づくりを続けていきたい。北広島を拠点に、専門性と利便性を兼ね備えた眼科を目指し、地域医療に貢献していきます」