札幌日本大学中学校・高等学校
東大現役、北大20人、医学部17人
過去最高の実績で一段上のステージへ
北広島市に拠点を置く「札幌日本大学中学校・高等学校」は、先進的な探究型学習や理数系・国際教育に定評があり、道内屈指の進学校として存在感を高めている。
2026年度入試では、東大現役合格者1人をはじめ、北大20人、東北大5人など国公立大学115人、医学部医学科17人と、過去最高の実績を記録した。
浅利剛之校長は「『難関大を目指せる学校』として、今年は学校の評価が『ワンランク上がった』との声が内外で高まっています。授業料無償化の影響も相まって、最上位層が本校を選ぶケースも増えているようです」と分析する。
また、特色ある教育も魅力となっている。道内私立校で唯一の国際バカロレア(IB)認定校で、文部科学省指定のSSH(スーパーサイエンスハイスクール)やSGH(スーパーグローバルハイスクール)の実績も持つ。多様な実践型学習を通じて論理的思考力と国際的コミュニケーション力を養うことで、海外で活躍できる人材を育成している。
「これまでのノウハウをベースに、中高一貫では、『ス―パーアクティブ(SA)』『グローバルクリエイト(GC)コース』の2コース制を採用しています。高校では4コース体制を敷き、さまざまな進路選択に応えられます」と浅利校長。
今年からは、「東大・医進・サイエンスプログラム」をスタートした。上位層を対象とする選抜型プログラムで、東大や医学部医学科など最難関層を視野に入れた高度な特別講義を展開。未来の科学者、研究者、医師、技術者の育成を目指す。
一方で、上位層だけでなく学校全体の学力底上げにも力を入れる。中高一貫では放課後学習を支援する校内塾「アカデミックコモンズ」を導入し、学習計画の作成からミニ講義、フィードバックまで包括的にサポート。外部専門人材を活用し、学習習慣の定着と〝取り残し防止〟を徹底する。
さらに、新たな学習特待生制度「S特待」も立ちあげた。超上位層を対象とし、入学金全額免除に加え、制服代や修学旅行費用まで支給される。
また、5月28日には英国の名門ボーディングスクール(寄宿制学校)「ランシング・カレッジ」と提携し、調印式を行った。道内での新たな学校設置も含め、今後さまざまな連携を模索する。
浅利校長は「北広島・千歳エリアはラピダスの進出や、Fビレッジの開業によって大きく変わりました。インバウンドはもちろん、今後は外国人のエンジニアなど国際人材の流入も増えると考えられます。進学校の枠を超え、北海道の未来を支える教育拠点として進化していきたい」と話す。