札幌日本大学中学校・高等学校

最先端教育や探究型学習で国際的に活躍する人材を育成
「世界に貢献する人」を人材育成像に掲げる「札幌日本大学中学校・高等学校」。
浅利剛之校長は「2025年度は国公立大学に過去最多の114人、いわゆる旧帝一工には東大現役1人を含む17人、医学部は9人(国公立6人)が合格しました。また、24年は野球部が夏の甲子園に初出場を果たし、吹奏楽部も全国大会へ進むなど生徒達が大きく飛躍した1年でした」と話す。
特に国が主導する探究型教育では、すでに12年度からSSH(スーパーサイエンスハイスクール)指定校となっている道内の草分け的存在。大学や研究機関、企業と連携したプログラムを実施するなど3年間の自然科学の課題研究を通じて世界で活躍できるイノベーターを育ててきた。また、15年から5年間はSGH(スーパーグローバルハイスクール)にも指定されており、地球規模の課題を考え、国際社会で活躍するリーダーを育成。現在はそこに医療分野を加えたプログラムを実践する。
「画一的な学習方法を見直し、最先端の理数系教育のノウハウや国際的ネットワークを取り入れたカリキュラムが本校の特徴です。時代のニーズを先読みし、常に教育の本質を追究しています」と浅利校長。
また、中高一貫は2コース制で学力の育成のみならず、個性に合わせた教育で世界を牽引する人材を育てる。先取り学習を中心に一般入試で難関大学を目指す「スーパーアクティブ」コースに加え、25年度からは推薦・総合型入試で難関大学・海外大学に挑む「グローバルクリエイト」コースを新設した。理論だけでなく、各種研修など実践的な探究型学習のカリキュラムを増やし、論文執筆なども行う。
今年は道内私立高で初開設となった「IB(国際バカロレア)」コースが最初の卒業生を出し、シンガポールの南洋理工大学や早稲田大学、ICU(国際基督教大学)などに合格した。国際機関の認定を受けた世界基準の教育プログラムで、3分の1の科目は英語で履修するなど難易度は高いが、卒業後は世界共通の大学入学資格が付与され、IB入試で世界の有名大学も目指せる。
このほか、中高一貫の2コースと並び東京大学や京都大学、医学部を目指す「プレミアS」コース、北海道大学などの国公立大学や難関私大を目指す「特進」コース、日本大学や道内外の私立大学を目指す「総合進学」コースがある。
浅利校長は「子どもたちが過ごしやすい環境を整備すべく、24年に食堂をリニューアルし全教室にエアコンを導入しました。北海道ボールパークや千歳のラピダスなども近い北広島市内唯一の私立高校として、日本の近未来を担う人を育成していく」と話す。

