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北海道消防機材

入念な点検を徹底する社員

伝統とDXで進化。業界をリードし安全を守り続ける

 消防用設備の設計、施工から保守まで一貫して手掛ける「北海道消防機材」は、1948年の消防法公布と同時期に創業。道内で初めて自動火災報知設備やスプリンクラーの設置を手掛けたことで知られており、長く業界をリードしてきた。

 取引先は大型ホテルや百貨店、病院、複合ビルなど、約3000件にも上る。数10社を超える協力会社との信頼関係を生かし、2025年も大型案件を多数受注するなど、安定して業績を伸ばしている。

 特筆すべきは顧客から高い信頼を寄せられていることだ。保守点検は確実性と信頼性が何より重視される分野で、建物所有者や管理者にとって〝継続して任せられるかどうか〟が重要な判断軸となる。

「対応の質によっては、お取引先の見直しが行われることがありますが、当社から他社への契約切り替えは極めて少ないです」と八木健眞社長。

 この高い継続率を支えているのが、優秀な人材の力だ。社員の約9割が国家資格である「消防設備士」を保有。さらに「建築設備士」や「第一種電気工事士」「特定建築物調査員資格者」など、専門性の高い有資格者が多数在籍している。

 八木社長は「社員一人ひとりの努力に加え、長年にわたり信頼関係を築いてきた協力会社の存在が、当社を支えています。今後も人材育成と業界内の連携強化に取り組み、より安定した体制を築いていきたい」と語る。

 また、創業100年を見据えた基盤づくりにも着手している。生成AIの活用やDX化を推進し、専用のデータベースを構築。顧客情報や図面などを部署の垣根を越えてリアルタイムに共有できる体制を整え、現場対応の迅速化と業務効率化を実現した。現在は、経済産業省の「DX認定制度」の取得に向けた申請も進めている。

 一方、スポーツを通じたCSR活動にも取り組んでいる。22年からは苫小牧市のプロアイスホッケーチーム「レッドイーグルス北海道」のオフィシャルパートナーを務めるほか、25年からは「北海道日本ハムファイターズ」の「SHINJOボードに当てて111万円をGETしま賞」にも協賛している。

 八木社長は「スポーツを通じて地域に元気を届けるとともに、防災の担い手として安心安全な社会を支えていきます」と語る。

高度な専門資格を有する社員が多数在籍
北5条手稲通に面した本社