クラス
市場分析と企画力に差。高家賃帯でも入居者は絶えない
建築費やローン金利の上昇により、賃貸経営を取り巻く環境は厳しさを増している。こうした中でも着実に事業を拡大しているのが「クラス」だ。
土地の仕入れから企画、設計・施工、管理までワンストップで担い、土地のポテンシャルを最大限に引き出すプランニングで資産価値の高い物件を供給してきた。
同社の一貫体制は単なる業務効率化ではない。スムーズな意思決定と柔軟な対応によって実現するプランニングの早さを武器に、好立地を迅速に確保できるというメリットがある。
一方、管理も担うということは、空室リスクをオーナーだけでなく同社も共有することを意味する。だからこそ需要を見据えた企画や家賃設定に責任を持つことにもつながっている。
物件の企画を統括するのは、1級建築士と1級施工管理技士の資格を持つ小林英司社長だ。綿密なマーケット調査をもとに立地や周辺需要を分析し、最適な家賃設定を導き出すとともに、設計と施工の両面から工法や部材を見極める。建築費の高騰が続く中でもコストと品質のバランスを追求し、長期的な資産価値の維持と収益性の向上を図る。
例えば上の写真の物件は、スタイリッシュな外観や高級感のあるエントランスが目を引く。年月が経過しても美しさを維持するよう計算されたデザインだ。高家賃帯ながらも入居希望者は絶えない。
また、同社の物件は完全オーダーメードのため、競合物件との差別化を実現。近年はこれまで取引のなかったデベロッパーからも建築の依頼が舞い込んでいる。
こうした好調の一方で、小林社長は冷静に市況を分析する。
「現在の賃貸市場は、さまざまな要因から投資判断が難しい局面といえます。しかし、エリアごとの需給や入居者ニーズを的確に捉えられれば商機はまだある。収益力を落とさないためにも常に市況を先読みし、オーナー様とウィンウィンの関係を築いていきたい」と小林社長。