福山倉庫
災害時の一時滞在施設として帰宅困難者の安全を守る
倉庫業と不動産賃貸業を展開する「福山倉庫」は、創業135年を誇る老舗企業だ。福山眞司社長は「企業は社会に貢献し、地域から必要とされる存在でなければならない」と語り、SDGsへの取り組みも積極的に進めている。
特に注力しているのがSDGsの目標11「住み続けられるまちづくりを」で、災害時の支援体制や帰宅困難者への対応など、地域の安全に直結する防災対策を強化してきた。
2024年には、札幌市と「災害時における帰宅困難者等の支援に関する協定」を締結。札幌市中央区に所有する「福山南三条ビル」は、都市再生緊急整備地域外で初めて災害時の一時滞在施設に指定された。災害発生時には非常用発電設備により電源の確保が可能となり、6階の貸会議室(約130平方㍍)を開放することで「西11丁目エリア」で25人の帰宅困難者を受け入れられる体制を整えている。
備蓄面も万全で、 ビル入居者向けには300人分の1日分の食料と水を備蓄し、外部受け入れ用として、さらに25人分を追加で備蓄している。
さらに昨年12月には社内委員会を発足。会社全体から選出された4人が中心となり、訓練計画の策定や資料整備、行政との調整などを進め、備品不足や運用面での課題解決にも取り組んでいる。
同委員は「持続可能な社会の実現に向けた活動を継続し、地域の皆さまが安心して暮らせる街づくりに貢献していきます」と力強く語った。