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エア・ウォーター・ライフソリューション

ヒートポンプユニット(室外機)とガス給湯暖房熱源機。冷房・暖房・給湯を1システムで最適に管理することで、光熱費の大幅なコストダウンを実現する

電気とLPガスを効率選別。「VIVIDO」で光熱費を低減

 抜群の省エネ性能で、道内で6300台超(2023年8月末現在)の導入実績がある寒冷地向けハイブリッド冷暖房・給湯システム「VIVIDO(ヴィヴィッド)」。昨今の光熱費高騰でリフォーム時に導入を検討する家庭も増えている。

 最大の特徴は、電気運転のヒートポンプとLPガス式給湯器「エコジョーズ」のハイブリッドシステムだ。

 搭載した「e―コスト制御」により、電気とLPガスから運転時に最も経済的なエネルギーの使い方を判別。電気の時間帯別料金プランや外気温などに合わせて運転を制御することでコストメリットを生み出す。

 販売する「エア・ウォーター・ライフソリューション」が札幌地区を想定した年間光熱費(給湯・暖房・調理・照明などの合計)の試算では、灯油に比べて約4万6200円、オール電化では約6万7700円と、ほぼ半減することができる。 

 さらに新型「VIVIDO」には、冷温水ファンコイルユニットを搭載。冷房・暖房のマルチ空調と給湯が可能となった。

 昨夏は北海道でも記録的猛暑が続き6、7、8月の平均気温はそれぞれ過去最高を更新。札幌市内では観測史上最高となる36・3度も記録しており、北海道にも冷房が必要な時代になったと言われる。 

 新型VIVIDOは、1つのシステムでパネルヒーターや床暖房により全居住空間を暖房。夏場は冷温水ファンコイルユニットによる冷水冷房で2~3室の同時冷房が可能。エアコンを別途設置する必要もない。

 エアコンに比べ冷風吹き出し温度が高く冷えすぎないのも特徴で、室内の温度ムラができにくいというメリットもあり湿度が低い北海道には最適なマイルド冷房といえる。

 VIVIDOの設備は、ヒートポンプが屋外、暖房用温水熱交換ユニットは床下に設置するため、室内に設置するのは給湯暖房熱源機(上写真右)のみ。高さ140㌢、幅48㌢、奥行き25㌢のコンパクトサイズで、リフォーム時に導入しやすいというのも大きなメリットだ。

 給湯暖房用リモコンには無線LANが搭載されており、外出先からスマートフォンで床暖房操作も可能。スマートスピーカー連携にも対応し、湯はり・追い焚き・床暖房を音声で操作することもできる。

 省エネ性、快適性、経済性、環境性を備えていることから、2021年度省エネ大賞「省エネルギーセンター会長賞」を受賞しているほか、複数の受賞歴があるのも納得だ。

冷温水ファンコイルユニットは夏には冷房として利用。
「e-コスト制御」搭載でガスと電気を外気温に合わせ自動選択する