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事業者と消費者を結ぶ決済サービスを中心とした決済・認証事業を手掛けるIT企業。キャッシュレス化やペーパーレス化といった社会の動きが追い風となり、成長を後押ししている。

2022年6月期決算は、売上高89億5000万円（前年同期比1.2％増）、営業利益7億3500万円（同29.7％）、当期純利益5億3200万円（同35.1％）となった。コロナ禍の旅行需要減少で、航空やバス、鉄道などの交通関連の決済サービスの売り上げが低迷したが、21年12月に本社の札幌移転にともなう間接部門の業務効率化などで増益を確保した。

また、今年5月に発表した23年6月期第3四半期決算では、売上高71億6900万円（同6.5％増）、営業利益7億8400万円（同36.2％）、当期純利益5億3300万円（同27.2％）に。

業績好調に伴い、23年6月期の通期売上高を予想の93億円から94億円、経常利益を8億6000万円から9億2000万円、当期純利益を6億円から6億2000万円に上方修正した。期末配当予想は、16円から16.43円の増配となる見込みだ。

新型コロナウイルス感染症の影響による落ち込みから緩やかな回復傾向に伴い、交通系DX商材の業績が好調なことから、増収増益を予想する。

7月18日には大阪に西日本支店を開設。24年には九州に支店の新設も計画しており、事業を拡大する方針だ。