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札幌オーナーズ

空室に看板を設置して内覧者にPR

物価高騰で問い合わせ殺到。独自の空室対策が奏功

管理戸数は4300戸を突破。半数以上が築25年以上のアパートだが、常に9割を超える入居率を誇る「札幌オーナーズ」。

物価高騰を背景に家賃を見直す人は多いが、新居の契約金がネックとなっているケースも多い。そこで威力を発揮するのが、独自のサブスクリプションサービス「楽賃メンバーズ」だ。

契約金や退去費用が0円という画期的なサービスとして人気を博していたが、最近は以前に増して入居希望者が増加している。

入居者は、家賃と月額3000円の会費を支払うことで、敷金や保険料、退去時の清掃料など契約金がすべて0円になる。会費から清掃や原状回復をおこなうため、オーナーの持ち出しは一切ないのが特長だ。

当然、内覧件数も増加するなど、空室対策としての効果は高い。オーナーは入居月のフリーレントなど、少しの負担で入居者を獲得できる仕組みといえる。

実際、空室が目立っていた古い物件でも、同サービスの活用で早期に満室となった例も少なくないという。なお、保証会社は自動付帯となるため、家賃滞納の心配も要らない。

イニシャルコストを抑え、他物件と差別化