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オール

バルコニーで個性を出した企画物件。コストを抑えつつ豪華なデザインに

家賃値下げなしで高入居率・高利回り。安定経営で資産を増やす

事業計画書の中で真っ先に目が行くのは「利回り」だろう。ただし、これは順当に満室経営が続けられることが前提であり、当初の予定通りに進まないことも多い。

原因はアパート経営最大のリスクとも言われる空室。そのため、どの管理会社も入居率の向上に全力を注いでいる。それでも老朽化してくると空室が目立つようになる。次に打つ手は家賃の値下げだ。業界内では常識の手法だが、家賃収入が減ることで当然、利回りは目減りしてしまう。

この常識を打ち破ってきたのが「オール」。2006年の創業以来、自社企画物件に関しては1戸たりとも家賃値下げをしていない。それでいて4000戸ある管理物件の入居率は96%と高い水準を維持している。

つまり、同社に企画・管理を依頼したオーナーは、家賃を下げることなく、高入居率で推移。予定通り、不安のない賃貸経営が続けられるということ。これは業界内でも異例だ。

家賃値下げをせずに済むのは、絶妙な家賃設定にある。エリアや入居者層などを細かに分析し、高すぎず、安すぎない家賃に設定する。地下鉄徒歩圏という好立地に限定して建築しているのも老朽化してからも入居者を確保できる要因。自社で運営する賃貸仲介店でも積極的に自社物件を斡旋している。

適正家賃で利回りを確保できるノウハウもある。建築費が高騰する中、自社施工によって建築コストを圧縮。不要な設備はカットし、入居者ニーズに沿った設備を厳選する。「ネット無料」「エアコン」「都市ガス」の人気仕様は標準装備だ。

建物は土地を最大限有効活用できるRC。駐車場は立地によって台数を調整。駐車場なしの物件も少なくない。こうした施工ノウハウを求め、同業他社からの請負建築依頼も年々、増えている。

建築部門を持つ強みは入退去時の現状回復やリフォームにも生きている。物件を維持するためのコストが抑制できると、オーナーに好評だ。安定経営で高利回りが実現するため、2棟目、3棟目に乗り出すオーナーが多いのも必然だろう。

地下鉄徒歩圏に建築した2棟続きの企画物件
企画・開発・施工、管理、入居者募集まですべてを自社で代行