地域貢献に注力、100年残る事業の牽引役に

舛川 誠氏 北見通運社長
北見商工会議所会頭
20年9月に創業70周年を迎えた、農産物輸送を中核とする総合物流企業。過去最高の業績で周年を迎えた。
「〝地域への恩返し〟の視点からの記念事業を実施。故郷を想う気持ちの醸成に繋がることを願い、頑張る子どもたちを応援する助成事業をおこなう『こども応援基金』の設立や、通学路の安心安全のため見守り街頭防犯カメラの寄贈などをおこないました」
国内最大規模のJAきたみらい玉ねぎ集出荷施設の物流を担い、JR貨物の輸送網などを駆使して1日400トンを全国に出荷する。
「鉄道コンテナ輸送は産地と消費地を結ぶ生命線。鉄路の必要性を訴えていきたい」
会頭としては、2拠点1軸構想の最後となる会議所周辺の再開発に向き合う。「新しい機能集積エリアとして賑わい創出に繋げたい。新型コロナ対策でも、建議団体の役割を果たす」と語気を強める。