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ほくほくフィナンシャルグループ

好調な貸出金や債券損益の改善などで実質業務純益が増加

 2003年に設立された広域地域金融持ち株会社(本社・富山県富山市)。傘下に北海道銀行と北陸銀行の2行を収める。

 20年3月期の連結決算は、一般企業の売上高にあたる経常収益が1824億200万円(前年同期比0・7%減)、経常利益が316億8500万円(同10・3%減)、当期純利益が202億5200万円(同16・9%減)となった。より実質的な銀行本来の業務による収益力を表すとされる実質業務純益が498億9500万円(同13・2%増)で、日本銀行のマイナス金利政策に今般のコロナ禍が加わったが、影響を最小限にくい止めた格好だ。

 これは国債などの債券損益の改善が大きな要因だ。このほか、事業性貸出、個人ローン、公金貸出ともに増加し、貸出金の期末残高は前年同期に比べ3123億円増の8兆6564億円。道銀単体では3兆7627億円(同3・9%増)となった。一方、預金・譲渡性預金は個人預金・法人預金が増加。同2282億円増の11兆6386億円となった。

 同社では、低金利環境をコンサル営業強化と生産性向上でカバーすべく、3カ年の新中期経営計画「ALL for the Region」を19年4月にスタート。今後も、好調な貸出金の増強や有価証券運用の多様化、ニーズに応じた投資商品の販売などで収益の改善を目指していく。次期は、経常利益が260億円、当期純利益が165億円を見込む。

右は笹原晶博副社長(北海道銀行頭取)左は庵栄伸社長(北陸銀行頭取)
住宅ローンなどの個人ローンが好調だった北海道銀行
※単位/100万円(100万円未満は切り捨て)※経常収益、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益における%表示は、対前期増減率