アスリートインタビュー

北海道コンサドーレ札幌

【砂川誠のコンサの深層】経済人へ転身!古田寛幸のいま

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19年限りで引退と決めていた

 砂川 2019年シーズン限りでJ3ブラウブリッツ秋田を引退。今はどんなことをしているの?

 古田 引退後、当初は淡路島(兵庫県)に移住しようと準備をしていました。ただ諸事情があって北海道へ戻ることになり、実家の会社で勤務しています。

 砂川 実家って、どういった会社なの?

 古田 「天ぷら倶楽部」という飲食店を直営で運営しているのと、輸入食材の卸販売を手がけています。飲食店は8歳上の兄が担当。僕は食材関連の事業に携わっています。

 砂川 コロナの影響は?

 古田 おかげさまで飲食店は開業して35年の歴史があるのと、郊外型の店舗なのでそこまで大きな影響はありませんが、食材は大打撃を受けています。

 砂川 30歳前での引退は前から考えていた?

 古田 家族を持って子どもがいる中で、サッカー以外のことに興味が出てきたのが1つ。それと、自分の実力に限界を感じた、ということもありました。

 J3でプレーしていましたが、J2、J1とステップアップしていく自分が想像できなかったんです。家族をサッカーで幸せにしていくことの限界を感じたのが大きいです。もちろん、サッカーは今でも大好きですが。

 砂川 現役に未練はなかったの?

 古田 自分でも驚くくらい、ないんです。19年シーズンの始まる前から引退すると決めていて、その上で1年やり切ったので。引退したらサッカーしたくなるだろうな、と思っていましたけど、今のところは全くその気持ちが湧いてこないです。

オンライン教室を立ち上げ

 砂川 実家で働くかたわらで、オンラインサッカースクールを始めたそうだね。

 古田 昨年立ち上げて1年くらい経ちます。基本的にはマンツーマンで指導するスタイルで、今は6人くらいに教えています。

 砂川 オンラインでどんなことを教えるの?

 古田 セッションといって、子どもがサッカーにかかわる悩みや今考えていることを、1対1で話してもらうのが中心です。

 サッカーの技術的な悩みやスキルの向上は所属しているチームに依存する部分があると考えています。リアルのサッカー教室であればその部分も指導できますが、オンラインの場合は難しい。

 だからアドバイザーのようなポジションに立つスクールならできるだろうと。

 実際、チームで起きた出来事を相談してもらったり、ほかにはなかなか言い出せないことのはけ口になってあげたり、ということをしています。

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(ふるた・ひろゆき)1991年5月23日札幌市生まれ。中学からコンサドーレユースで育ち、高校3年時の2009年に飛び級でトップチームへ昇格。同年8月にリーグ戦初出場を果たすと同年だけで19試合に出場。翌10年から主力として起用され、11年はJ1昇格に貢献した。14年7月にカマタマーレ讃岐へ期限付き移籍。16年にJ2ツエーゲン金沢、17年からJ3ブラウブリッツ秋田でプレーし、19年限りで現役を引退。