月刊「財界さっぽろ」

大きな後ろ盾を失った鈴木直道 菅義偉電撃退任表明の泣き笑い

- -
管義偉首相(左)と鈴木直道知事 ©財界さっぽろ

 9月3日、菅義偉氏が突如、自民党総裁選への不出馬を表明した。わずか1年で総理の座を明け渡すことになった。政界に激震が走ったのは言うまでもない。ただ、自民党内にはひそかに喜んでいる人もいる。菅政権の支持率は低く、間近に迫る衆院選では自民党候補の大苦戦が予想されていた。新総裁が誰になるかにもよるが、無党派層の反自民色が薄まったのは間違いないからだ。

 一方、野党候補者は追い風が消えた格好で立憲サイドからは「菅総理のまま衆院選を戦いかった」という恨み節が聞こえている。
 鈴木直道知事も、しゅんとしているに違いない。菅氏は、立候補の時から最大の後ろ盾だった。9月3日の定例会見で鈴木は「突然の話で大変驚いたのが率直な思いだ」と険しい表情を見せていた。


*写真および記事は全て転載を禁止します。