大きな後ろ盾を失った鈴木直道 菅義偉電撃退任表明の泣き笑いのさわり

大きな後ろ盾を失った鈴木直道 菅義偉電撃退任表明の泣き笑い

全19ページ大特集・栗山ファイターズ“成れの果て”中田翔、暴行騒動の代償

中田翔選手 ©財界さっぽろ

「翔よ!克己心を思い出せ」。日ハム元2軍監督で中田翔選手の“球界の父”・水上善雄氏へのインタビューは、“愛息子”にカミナリを落としつつ、監督やコーチ、フロント陣の役目をいま1度、問うている。特集では、2015年1月号増刊に掲載の中田選手単独インタビュー「俺は俺のやり方で」も再録。そこには中田選手の本来の姿がある。

 中田選手の暴行騒動とジャイアンツへの電撃移籍。その衝撃もさることながら、日ハム球団の対応にもファンは驚き、そして落胆した。一体、日ハムに何が起きているのか。今シーズン、ベッタリと最下位に張りつくチーム成績と無縁ではないはずだ。

「はいからさん」「テルマエ」「銀の匙」……道産子漫画家が結集“北海道にマンガミュージアムを”

大和和紀さん作「はいからさんが通る」 ©財界さっぽろ

 北海道出身の漫画家は300人に登る。「はいからさんが通る」の大和和紀さん、「テルマエ・ロマエ」のヤマザキマリさん、「銀の匙~Silver Spoon~」の荒川弘さんらヒットメーカーも少なくない。いま道産子漫画家18人が結集して「北海道マンガミュージアム」構想を提言し、実現に向けて各方面に働きかけを立ち上げている。国内の漫画系ミュージアムでは約30万点の資料を持つ京都国際マンガミュージアムが有名。来館者は多い年で30万人を超えるという。

 北海道マンガミュージアム構想も、京都並みの規模を想定。原画の展示やマンガを自由に読めるコーナーの設置、カフェの併設などを考えている。

地名とオープン日がビッタビタ!超人気サンドイッチ店「サンドリア」が“ゴン攻め”で札幌市北区に2号店

サンドリア2号店 ©財界さっぽろ

 札幌の超人気サンドイッチ店「サンドリア」が2号店を出す。中央区にあるサンドリアは40年以上の歴史があり、24時間営業。時間帯によっては行列が絶えない。もともと知る人ぞ知る店だったが、ここ数年、テレビ各局が取材し、放映すると一気にブレイクした。
。売り上げは右肩上がりで人手も増やし、業務スペースが不足するほどに。「社長を引き継いだ時から2号店を出したいと思っていました。従業員に広々した作業場で働いてもらいたいと考え、2号店出店を決めました」(津田哲平社長)

 2号店は北区の屯田地区に。20台分の駐車場も確保した。本店は「東屯田通り」にあり、偶然とは言え、地名に共通する。さらにオープン日もユニークだ。「令和3年10月1日」。まさにサンドイッチだとか。

札幌経済人の御用達 名門・札幌ゴルフ倶楽部(輪厚)のコース改修で内紛

札幌ゴルフ倶楽部の公式Webサイト ©財界さっぽろ

 会員からは「道内屈指の名門ゴルフ場で内紛とは、何とも恥ずかしい限りだ」との声が漏れる。札幌ゴルフ倶楽部の輪厚コースは毎年、男子プロツアーANAオープンゴルフトーナメントが開催される一流コース。札幌からも近く、経営者層も接待やプライベートでよく使う。そんな人気ゴルフ場でゴタゴタが始まったのは8月。一部の会員が「運営健全化を推進する有志の会」を組織し、理事長らに要望書を提出した。コース改修工事について疑念を抱いたからだった。理事長と特定の会員の癒着疑惑も指摘していた。

 一方、理事長サイドは癒着を全面的に否定。執行部の1人は「特定の個人を誹謗中傷するのはいかがなものか」と疑問を呈する。
 9月末頃までに、双方が意見交換をする場が設けられるというが、果たして一件落着となるのか。

味の素CDOインタビュー 札幌西高・北大出身 今さら聞けないDXのホント

味の素CDOの福士博司氏 ©財界さっぽろ

 ビジネスシーンで頻繁に使われるようになったDX。デジタル・トランスフォーメーションの略であることはご存じの通り。ただ、説明を求められた時、どれだけの人が本当の意味を答えられるだろうか。9月からデジタル庁がスタートし、各種メディアで行政のデジタル化が取り上げられたが、コロナ禍も後押しし、民間分野では一足早く加速度が増している。

 そんな中、日本を代表する食関連メーカー・味の素のボードメンバーとしてDXを推進している道産子がいる。福士博司氏。1958年札幌市生まれ。札幌西高校卒、北海道大学工学院修了。デジタル音痴の記者が、味の素のDX推進責任者に基本のキを聞いた。

大きな後ろ盾を失った鈴木直道 菅義偉電撃退任表明の泣き笑い

管義偉首相(左)と鈴木直道知事 ©財界さっぽろ

 9月3日、菅義偉氏が突如、自民党総裁選への不出馬を表明した。わずか1年で総理の座を明け渡すことになった。政界に激震が走ったのは言うまでもない。ただ、自民党内にはひそかに喜んでいる人もいる。菅政権の支持率は低く、間近に迫る衆院選では自民党候補の大苦戦が予想されていた。新総裁が誰になるかにもよるが、無党派層の反自民色が薄まったのは間違いないからだ。

 一方、野党候補者は追い風が消えた格好で立憲サイドからは「菅総理のまま衆院選を戦いかった」という恨み節が聞こえている。
 鈴木直道知事も、しゅんとしているに違いない。菅氏は、立候補の時から最大の後ろ盾だった。9月3日の定例会見で鈴木は「突然の話で大変驚いたのが率直な思いだ」と険しい表情を見せていた。