月刊「財界さっぽろ」

イオン北海道、北海道銀行、北海道新聞……特集・春の人事の内幕

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写真左から出戸信成氏、兼間祐二氏、宮口宏夫氏 ©財界さっぽろ

 春は去る者、来る者の思いが交錯する人事の季節。トップや幹部の交代は能力はもとより、社内事情の末に行われるのが常だ。ここでは今春明らかになった13社・団体の人事情報を、新聞、テレビでは報じない切り口からまとめた。まずイオン北海道副社長の出戸信成氏は5月18日に退任が決まっている。出戸氏は地場スーパー「札幌フードセンター」の創業一族。マックスバリュ北海道に身を置いていた時期、イオン本社の岡田元也会長(当時・社長)に直訴する場面があったという。続いて北海道銀行は、4月中旬に6年振りとなる頭取の交代を発表。笹原晶博氏が会長となり、常務の兼間祐二氏が新トップに就くが、これを“すっぱ抜く”ことができなかった道新、日経の“地団駄”はいかばかりだろうか、道新も6年ぶりに社長が交代し広瀬兼三氏が会長、宮口宏夫常務が社長に就くが、コロナ禍がなければ、1年前には新体制になっていた可能性があったとも言われる。


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