高性能複合生体認証を投入 セキュリティー事業が躍進
電気・電子設計、ソフトウェア開発などを手がける「フィット」。近年はセキュリティー事業を強化しており、業績を牽引している。
メーン機種は複合生体認証システム「バイオフィット」と上位機種の「プロバイオ」だ。1台で顔認証、指紋認証、暗証番号、非接触ICカード認証の複合認証が可能。「顔認証+暗証番号」といったように複数の認証方法を組み合わせることができ、導入先に合わせてセキュリティーレベルを引き上げることができる。
中でもプロバイオはバイオフィットに比べ顔認証の反応速度が短時間化されたことに加え、指紋認証の保存データが2倍。ICカードの最大登録数は1万件で、入退室履歴は最大10万件まで蓄積可能だ。
導入先は、北海道大学病院や熊本機能病院をはじめ、札幌市内の賃貸マンション、テナントビルなどにも及び設置からアフターフォローまで一貫しておこなうなど、サポート体制も整えている。
なお、バイオフィットは認証記録を出退勤打刻に変換し、タイムカードをデジタル化した勤怠管理ソフト「フィッタイム」との連動にも対応する。