TOMASEIホールディングス
地域貢献とGXを両輪に苫小牧の新価値を創出
苫小牧市を拠点に環境事業をメインに展開する「TOMASEI(とませい)ホールディングス」。家庭ごみの収集や産業廃棄物処理、農業や建設など、事業領域を広げてきた。今年4月には、ホテル運営会社「ステイヴィレッジ」をM&Aにより、7つ目の事業会社としてグループに迎えた。
ホテル事業への参入には、3つの狙いがある。1つは、市内で不足するスポーツ合宿の受け皿となる宿泊施設を確保することだ。
渡辺秀敏社長は「市内では団体利用できる宿泊施設が少ないのが現状です。地域のニーズに応えられる施設として、その役割を果たしていきたい」と語る。2つ目は、グループ会社「Smile‐loop」が栽培する野菜の提供機会を創出すること。3つ目は、環境事業で培ったGXや脱炭素の取り組みを発信する拠点とすることだ。
一方で、地域に根差した活動を続ける同社は、市民にもなじみ深い存在となっている。市内の夏祭りや花火大会への協賛をはじめ、少年野球やバドミントン大会のスポンサーを長年にわたり継続。市内を代表する音楽フェス「活性の火」ではトップスポンサーを務めるほか、昨年6月には自社主催の音楽イベント「エコフェス」を初開催。音響機材などの電源はグリーンエネルギーを活用し、脱炭素の取り組みをPRした。9月22日には2回目の開催を予定している。
「事業やさまざまな活動を通じて、苫小牧の活性化に貢献していきたい」と渡辺社長は意気込む。