かわむら整形外科
多職種連携で支える人工関節手術と骨粗しょう症予防
1970年の開院以来、地域に根差した整形外科診療を展開する。近年は、骨粗しょう症治療と人工関節手術、リハビリテーションを一体的に捉えた診療体制を構築し、健康寿命の延伸を目指している。
特に高齢化の進展に伴い、変形性膝関節症や変形性股関節症、慢性腰痛に加え、肥満症を背景とした関節疾患も増加していることから「体重を減らしながら筋力を守る」をコンセプトに新たな治療にも取り組んでいる。
川村大介理事長は「過体重は関節への負担を増大させるため、当院では減量を治療の一環と位置付け、運動療法を基本に、必要に応じて受容体作動薬を用いた自由診療も提案しています。一方で、体重減少に伴う筋力低下は転倒や身体機能の低下につながることから、B‐SES(ベルト電極式骨格筋電気刺激)を活用した筋力維持治療も行います」と話す。
川村理事長が執刀する人工膝関節手術では、18年前からナビゲーションシステムを導入。全置換術に加え、膝の状態に応じて部分置換術(単顆置換術)も積極的に実施し、精度の高い手術を追求する。
一方、人工股関節置換術は主に関口博丈医師が担当。筋肉への侵襲を抑える前方アプローチによる低侵襲手術を採用している。
「人工股関節置換術は道内では後方アプローチが主流ですが、前方アプローチは筋肉を切離しないため術後の痛みが少なく、早期リハビリテーションにつながるほか、脱臼のリスク低減も期待できます」と川村理事長。
また、人工関節手術の長期成績を左右する骨粗しょう症治療にも注力。骨密度の低下は人工関節の初期固定や耐久性、人工関節周囲骨折のリスクに影響するため、手術前から骨粗しょう症を評価し、適切な薬物療法に加え、栄養・運動療法を組み合わせて骨の質の改善を図る。
さらに同院では、医師を中心に歯科医師、薬剤師、看護師、放射線技師、理学療法士、管理栄養士らが参加するOLS(骨粗しょう症リエゾンサービス)を展開。医科・歯科連携による薬剤関連顎骨壊死の予防や、地域薬局と連携した服薬支援・治療継続率の向上にも取り組むなど、多職種が一体となって骨粗しょう症治療から人工関節手術、リハビリテーション、体重管理までを切れ目なく支える地域完結型医療を実践している。
「多職種連携により患者一人ひとりの身体機能に合わせた治療を提供します。生涯にわたり自分の足で歩き続けられる人生の実現を目指していきたい」と川村理事長。
●診療科目
整形外科、リウマチ科、リハビリテーション科
●診療時間
月・火・水・金 8:30~11:30、13:30~17:00
木・土 8:30~11:30
●休診日
日曜・祝日