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新札幌乳業

「小林牧場物語」が陳列された「のっぽろ野菜直売所」の売り場

販売店との価値共創で「小林牧場物語」のブランド力を磨く

 乳製品メーカーとして、70年以上にわたり〝生活者満足〟を追求してきた「新札幌乳業」。2026年3月期は売上高104億7700万円を計上。3年連続で100億円を突破した。

 主力ブランドの「小林牧場物語」シリーズは、江別市の小林牧場から毎日届けられる生乳を100%使用。専用設備で一貫して製造しており、牛乳本来のおいしさを大切にした殺菌方法で、搾りたてに近い自然なコクと香りを引き出している。

 ラインナップは牛乳、チーズ、ヨーグルト、バターなど幅広く展開。近年は、パウチ型の大容量ヨーグルトの需要増加を受けて製造ラインを増設するなど、市場ニーズに応じた供給体制を確立している。

 ブランド価値の向上に取り組む営業担当の中島萌々香さんは「単に消費者へ商品を届けるだけでなく、販売店の皆さまと一緒に価値を高め、乳製品の消費拡大につなげていきたい」と語る。

 中島さんが目指す販売店とともにブランド価値を高める取り組みは、現場でも着実に成果として表れている。

 江別市の「のっぽろ野菜直売所」(能藤義雄店長)では、23年から同シリーズの取り扱いを開始。販売数量が年々伸長しており、現在では直売所における乳製品カテゴリーをけん引する存在だ。

 能藤店長は「特に大容量ヨーグルトとコーヒー牛乳の売り上げが良く、お客様からの評価も高い。品質管理がしっかりしていることも安心感につながっています」と語る。

 大容量ヨーグルトは想定を大きく上回り、8カ月間で900点以上を販売。青果が中心の直売所において、乳製品を目当てに訪れる来店客も増えており、他商品の購買促進にもつながるなど、売り場全体を支える存在になっている。

 また、直売所では毎年4月に同シリーズの牛乳を無料配布し、ブランド認知を高めている。能藤店長は「まず飲んでもらうことで商品の良さが伝わる。地域のお客様に自信を持って勧められる商品であり、今後も継続して取り扱っていきたいブランドの1つです」と評価する。

 中島さんは「小林牧場物語は、生乳を届けてくださる酪農家をはじめ、販売店の皆さま、そしてお客様に支えられて育ってきたブランドです。これからも北海道の乳製品の魅力を発信しながら、多くの方に選ばれるブランドを目指していきたい」と語る。

 

能藤義雄店長
中島萌々香さん
大容量ヨーグルト(左)をはじめ、新商品を開発