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シオンテクノス

札幌市東区にある本社社屋

ステークホルダーをハッピーに。人の力が成長の原動力

 国内大手空調メーカー各社に対応し、ビルや商業施設の空調機の新設から整備、保守、メンテナンスを手がける「シオンテクノス」。

 サービスマンは20代を中心に58人が在籍し、空調メンテナンス分野で道内トップクラスの人員規模。AIでは対応できない労働集約型の事業モデルであり、〝人〟が成長エンジンだ。

 社員の身内や友人を採用するリファラル採用が根付き、採用は順調そのもの。社員数も着実に増加しており、7月には同社初の女性サービスマンが誕生するなど多様な人材が活躍している。また、2024年からは自立支援施設出身者の受け入れもスタート。累計で4人目となる若者を7月に受け入れた。

「ひきこもり不登校支援人材育成協会」の指導相談員資格を有する村野篤社長は「労働人口減少の一方で、ひきこもりや不登校で地域社会からドロップアウトしてしまった若者がたくさんいます。社会性や協調性、成長速度はそれぞれ異なりますが、全員貴重な戦力だと捉えています。一連の受け入れは形だけの社会貢献活動ではなく、当社の成長のための重要施策であり、本人たちの成長が必要不可欠です。各人を本気で信じ切るとともに、とことん向き合っています」と村野社長。

 転職のハードルが比較的低い10~20代の若年層が新規採用の中心だが、離職率は低い。

「採用は〝やり方〟、定着は〝在り方〟が大切。社員が不幸なら顧客を幸せにはできません」と村野社長。得られた利益は従業員の給与や設備投資など職場をより快適に、やりがいを持って楽しく安心して働ける環境整備の原資だと捉えている。

「だからこそ、売り上げ、利益を伸ばし続ける必要があります」と村野社長。顧客満足度のさらなる向上を図り、6月には空調設備の部品交換時期などの一元管理が可能なアプリを自社で開発した。トラブルを未然に防ぐ予防メンテナンスを中心に提案型の保守サービスを強化し、さらなる利益拡大を狙う。

 また、メーカー各社からの受注増に伴い事業体制の整備も進めており、札幌、旭川、函館など主要営業エリアでは協力会社を募っている。

「関わるすべてのステークホルダーをハッピーにすることが、当社のミッションであり存在意義です」(村野社長)

村野篤社長