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大法要厳修ばらと霊園に道内唯一の木造五重塔が完成【7/4 落慶及柴燈護摩 午前10時会場 入場無料】

昨年10月に完成した五重塔。高さは33.3メートルを誇る

弘照院ばらと霊園(石狩市)に日本最北となる木造五重塔が完成した。それを祝って7月4日に落慶及び柴燈護摩大法要が執り行われる。同園の佐藤嘉高住職に話を聞いた。

――昨年10月に「五重塔」が完成しました。どのような建物ですか。

佐藤 高さは33・3㍍あり、日本最北かつ道内初の木造五重塔となります。屋根の大きさの比率は、当霊園の本山であり日本一美しいと言われている「醍醐寺(京都)」の五重塔(国宝)をモデルにしています。

――なぜ北海道に建てようと考えたのでしょうか。

佐藤 北海道は開拓の歴史が比較的浅く、観るべき宗教施設、特に仏教施設がほとんどありません。そうした中「北の地に奥州平泉のような仏教文化の花を咲かせたい」という先代の意志を受け継ぎ、建立計画が始まりました。道民の平和と安寧を祈るとともに、北海道の発展を千年にわたって見守る存在として、五重塔が必要だと考えています。

――北海道での木造高層建築は、不可能とも言われていたそうですね。

佐藤 当初は役所からも「前例がない」と建築を認められませんでした。国の建築許可を得るまでに約5年かかり、その間に設計変更を10回以上も重ねるという苦労がありました。

――厳冬期に対応するため、どのような工夫がされていますか。

佐藤 設計は、過去に「鳳凰五百羅漢堂」の建築にも携わった「大成建設」の元設計部長・米原芳男さんにお願いしました。

まず雪の重みに耐えられるよう、屋根を支える垂木や梁を通常の2倍に増やし、建材には強度の高い信州・木曽産のヒノキのみを使用しています。

また、冬場に水分が凍って瓦が割れる恐れがあるため、屋根は銅板葺きにしています。各層の欄干部分は雪が下に落ちるように「すのこ状」にし、雪に埋もれないよう塔の基礎を高めにしています。さらに、長さ29メートルの杭を24本も地下に打ち込むなど、伝統に現代の技術を融合させた独自構造になっています。

――内部の構造はどうなっていますか。

佐藤 地下から屋根の頂上まで、1本の「心柱」が貫いています。心柱を大日如来と見立て、その周りには4体の如来と8体の菩薩が鎮座し、壁に真言八祖、扉に八大天像が描かれ、天井や柱は金と七宝羅網で荘厳されています。

――完成を記念し、落慶法要が行われます。

佐藤 醍醐寺の壁瀬宥雅猊下ほか、全国各地のご住職さまが多数来山し、五重塔前で完成を祝し、落慶法要を執り行います。当日限定で五重塔の内部も一般公開いたします。

また、午後には諸願成就がいただけるといわれる「柴燈護摩大法要」も執り行われます。これは野外の大きな護摩壇の中で火を焚き、燃え盛る炎の中に御本尊・不動明王をお招きして、真言を唱えながら一心に家内安全、身体健康、商売繁盛、交通安全、 除災招福など諸願成就を祈るものです。

皆様の願いが込められた護摩木がたくさんの僧侶たちによって祈願され、お焚き上げされます。

――護摩木はどのように手配すればいいですか。

佐藤 奉納護摩木は当日現地で販売いたしますが、大変混み合いますので事前に当霊園の窓口か、各寺務所でお求めいただければと思います。願種(護摩供養)一願意1000円となっております。

――ばらと霊園にお墓がなくても参拝できますか。

佐藤 どなたさまでもご参拝いただけます。またとない大法要なので、ご家族、ご親戚と声を掛け合ってお越しいただければ幸いです。

 

【祈願護摩木受付中】

願種(護摩供養)一願意 千円
当日は、大変混合いますので奉納護摩木は、事前に霊園・各寺務所にてお求めください。

【落慶法要及柴燈護摩大法要】

落慶法要バスのご案内[運賃片道300円
◎行き/麻生→ばらと霊園
9:00、10:00、11:00、12:00、13:00、14:00
◎帰り/ばらと霊園→麻生
9:30、10:30、11:30、12:30、13:30、14:30、16:00

駐車場3,000台完備
お盆・お彼岸の交通渋滞はございません。

無料送迎バス「ばらと号」毎日運行
地下鉄「麻生」駅8番出口北洋銀行前より
午前10時・午後1時出発(月曜運休)

柴燈護摩大法要。当日は燃え跡を素足で渡る〝火渡り〟などもおこなわれる
護摩供養の始まりを告げる法螺貝を吹きながら道場に向かう山伏姿の修験者たち
ばらと霊園
佐藤嘉高住職