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札幌新陽高等学校

校舎外観

来年度にコース改編。生徒の将来を見据える教育理念

 札幌市南区澄川に校舎を構える「札幌新陽高等学校」は、今年で創立68年を迎える。さまざまな背景を持つ生徒を受け入れ、2022年には単位制を導入するなど、時代に合わせた教育改革を行ってきた。来年度にはコースの改編を予定している。

 従来は、入学時に学びの違いによって選択する3コース(コンパス)を展開していたが、改編後は大学進学を視野に学力と進学の意義を探究する「大学進学探究コース」と卒業後の進路を発見する「自己進路探究コース」を新たに設定。中学校を卒業したばかりで、進路意識が薄い生徒の進路設計のサポートを強化する。2年次には、国公立や難関私立、海外進学を目指す「アドバンス」、一般私立や地方公立を目指す「スタンダード」、専門学校・就職を目指す「エキスパート」のコースに分かれ、生徒1人ひとりの進路目標に応じた専門的な学びを深める。

 1年次の授業「総合的な探究の時間」では、社会構造や大学・学部ごとの特徴、地域ごとの進学や就職事情などを学び、自身の進路について考える機会を設ける。2・3年次には、各コースの目標に応じた探究活動や進路指導を展開。地域連携活動や海外留学、探究活動などを通し、大学進学における総合型選抜や一般入試、専門学校進学、就職などにも対応できる実践的な学びを展開する。

 北村善春校長は「1年次のコースでは基礎学力の向上と進路探究に取り組み、2年次から生徒の進路目標に応じてコースを分け、指導内容を最適化します。卒業後の進路として、『どこに入れるか』ではなく『進んだ先で何を目指すのか』といった意識を生徒に持ってもらうためのコース改編です。手厚い進路設計サポートにより将来像を見つめ、進路を固めることができます」と話す。

 同校は地域との連携にも力を入れている。北海道マラソンやプロスポーツチームの運営ボランティア、地域イベントへの参加など、生徒が学校外で学ぶ機会を積極的に創出。また、医療・福祉関係の大学と連携して実施するワークショップでは、生徒の「働くこと」へのモチベーションを養っている。

 さらに、教職員の行動指針「新陽フィロソフィ」を新たに策定。生徒1人ひとりの成長に寄り添うため、教職員側も教育活動のアップデートを進めている。

「高校生活の中で、自分の未来を見つめ挑戦していこうと思える生徒に来てほしい。本校も生徒とともに成長していく学校でありたい」と北村校長。

 7月4日に中学生向け学校説明会を実施する。学校祭「新陽祭」も同日に開催する予定だ。

北村善春校長
改編後のコース概要
普通科高校では珍しいe-sports研究部がある