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保工北海道

道路情報版設置工事のようす数多くの大型物件を担う

技術と人材で競争力を強化。警備事業への参入も計画

 東証プライム上場・日本リーテックグループの一員である「保工北海道」は、道路標識や信号機、電気通信設備など交通インフラの整備を担う専門企業だ。従業員は100人を超え、施工力と機動力を武器に道内外で事業を展開している。

 幅広い分野に対応できる総合力と技術力が同社の強み。昨年度は北海道新幹線の高架基礎工事をはじめ、橋梁の補修、信号機の設置、道路・トンネルや鉄道の電気通信設備工事など数多くの大型案件を手掛けた。売り上げも右肩上がりを続けている。

 関東圏での事業拡大も進む。NEXCO東日本からは高速道路の情報通信設備の設置や保守業務を受注。現在では関東の売り上げが全体の約25%を占めるまでに成長している。昨年11月には東京営業所を開設し、さらなる受注拡大に向けた体制を整備した。道内でも旭川市や釧路市の営業所の建て替えを計画するなど、持続的な成長に向けた投資を継続している。

 技術力の向上にも余念がない。毎年グループ全体で、技術開発や品質向上と業務改善の成果を発表する社内コンテスト「NRフォーラム」を東京都で開催。今年は7月17日に開催予定で、同社も過去に銀賞を受賞した実績を有している。

 NRフォーラムについて佐藤文明社長は「例年100件前後の新技術が集まる。企業の進化のためには新しい技術の導入が必要不可欠です。毎年とても刺激になります」と語る。

 また、社内体制の強化も進め、昨年8月には従業員一律で7%のベースアップを実施したほか、今年4月からは福利厚生の一環として従業員への積立NISAの補助制度も導入。こうした取り組みが奏功し、従業員の定着率は95%を超える高水準を維持しているという。

 一方で、今後は警備事業への参入も計画している。各種工事現場で必要な警備の内製化で、収益性を向上させる。得られた利益を従業員へ還元し、さらなる好循環を生み出す。

「当社の進化の原動力となっているのが人材です。グループ理念の『人こそが最大の資本』を念頭に、従業員ファーストを実践していく。インフラを支える現場力と人材力を軸に、社会で必要とされる企業であり続けます」と佐藤社長。

佐藤文明社長
NRフォーラムでは競技会を開催
札幌市中央区にある本社