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生活プロデュースグループ

導入した「セールスフォース」のサンプル画像。すべての管理を一元化できる

「DX」「人」「地域」の3つを軸に成長を続ける

 旭川市を拠点とする「生活プロデュースグループ」は、賃貸物件の管理や仲介、不動産売買を担う。道北エリアを中心に1万戸を超える管理物件を有し、道内5位の規模を誇る有力企業へと成長している。

 神幸博会長は「管理戸数の拡大に伴い、業務は複雑化し、従来の属人的な対応だけでは品質の維持が難しくなっている。進化を続けるために着手したのがDX化の推進です」と話す。

 2020年には専門部署「ソリューション室」を設置し、クラウド型顧客管理システム「セールスフォース」を導入した。営業、管理、カスタマー対応など、社内のあらゆる業務を一つのプラットフォームに統合することで、管理戸数や入居率、売上といった各種データをリアルタイムで全社員が共有している。

 DXの推進は業務効率を大きく高めるが、重視したのは〝その先にある価値〟だ。データ処理や事務作業を効率化することで、従業員が顧客との対話や提案といった本来注力すべき業務に時間を割くことができるようになった。

「テクノロジーは効率化のためだけではない。人と人との関係性を深めるために活用することが、この時代に求められる進化だと捉えています。DXをツールとして、人にしかできない仕事へと回帰することが当社の掲げる成長戦略です」(神会長)

 こうした取り組みの一方で、地域との関わりも深めている。その象徴的な取り組みが、バドミントンチーム「フォレストウィングス旭川」の運営だ。

 昨年開催された北海道選手権では、混合ダブルスの瀬川大智・本田胡桃ペアが優勝。全日本総合選手権へ出場するなど、全国レベルへとステージを引き上げている。今後は〝チームの色〟を創り出しながら、コーチ陣の招聘などでチーム力を強化していく方針だ。

 外部企業との連携も広がりを見せる。例えば、明治安田生命は「私の地元応援募金」の一環として同チームへ寄付を継続中。地元企業との協業によるバドミントン教室の開催など、子どもたちがトップレベルの選手と触れ合う機会も創出している。

「DXによる業務改革と、人のつながりを軸としたサービス強化、そして地域との共創。この3つを軸に、地域に必要とされる企業像を体現していきます」と神会長。

瀬川大智・本田胡桃ペア
全国的な知名度も向上してきた「フォレストウィングス旭川」