つしま医療福祉グループ ノテ福祉会
高齢者や障がい者、地域住民が支え合う共生社会を実現
社会福祉法人や学校法人など11の法人で構成される「つしま医療福祉グループ」。高齢者や障がいのある人が自立し、その人らしく暮らせる「共生社会」の実現を目指している。
グループの母体となるのが「ノテ福祉会」だ。特別養護老人ホーム(特養)を核とした独自の「ノテ地域包括ケアシステム」を実践しており、施設の入居者のみならず、在宅で暮らす高齢者や介護に関わる地域の人々まで、さまざまな支援を行っている。
2026年3月には札幌市内10カ所目となる特養「ノテ中の島アネックス」がオープン。隣接する本館(ノテ中の島)と合わせて240床の規模となる。1階にはカフェを備えた地域交流スペースを設け、誰でも利用できる。
本州では、25年4月に日本初の〝共生型〟特養「ノテ南船橋」を開設。入所施設の特別養護老人ホームに加え、小規模多機能型居宅介護や訪問看護事業所もあり、住み慣れた自宅での生活も支えることが可能となっている。また併設の「パン工房リアン」や「開拓うどん」(就労継続支援A型事業所)では、障がい者がいきいきと働ける。
また、同じグループ内の「日本介護事業団」でも同様に「地域包括ケア」を実践する。21年には生涯活躍のまち「ココルクえべつ」(江別市)をオープン。高齢者・障がい者の暮らしを支えるとともに、年齢や障がいの有無・国籍を問わず、多世代が交流し、共生できる社会を北海道や江別市、地域の住民らと作り上げている。
今後も同法人では、「地域包括ケア」を北海道・仙台のみならず、関東圏でも本格展開していく意向だ。
また同法人が手掛ける施設で共通するのが〝食の充実〟だ。食事は自宅と同じように、居室を出て食堂で食べるスタイルを基本に、毎日自分の目で見て、その日の好みで肉・魚の2種類からメイン料理を選べるのが特徴。
運営面ではスタッフの働きやすさも追求。タブレット端末や介護ソフトの導入による業務効率化に加え、「リフト」など最新の福祉用具を活用した「抱え上げない介護」を実践し、介護スタッフの身体的な負担軽減も図っている。