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えにわ病院

井上 正弘 診療部長
いのうえ・まさひろ/1997年北海道大学医学部卒業。岩見沢市立総合病院、京都大学麻酔科集中治療部などを経て、2013年4月えにわ病院に勤務。21年から診療部長。日本整形外科学会認定整形外科専門医。

低侵襲の股関節手術で生活の質向上を目指す

 膝関節・下肢、股関節、脊椎、肩関節・上肢、の4分野ごとに専門医を配置する「えにわ病院」。股関節分野の陣頭指揮を執るのが、井上正弘診療部長だ。

 変形性股関節症に対する人工関節置換術を中心に対応し、2020年から手術ロボットを活用している。

「低侵襲で、人工関節の設置角度などの精度が向上するため、合併症の予防や術後の回復にも寄与します」と語る通り、皮膚切開は8~10㌢㍍程度。術後の入院は約10日で、1~2カ月のリハビリを経て、3カ月目には運動機能の回復を目指す。

「人工関節の耐用年数は技術の進歩により、現在では20年以上といわれています。現在の症状や年齢、将来的な再置換の可能性も含めて手術を検討しましょう」と呼びかける。

 24年の股関節手術は病院全体で735例、人工関節は520例に上り、その約3分の1を井上診療部長が担当した。

「私の使命は、患者さんの生活の質を高めること。手術に限らず保存療法も含め、患者さんが望む将来像に沿った術式の選択と、適切な治療のタイミングを大切にしています」

2020年から手術ロボットを活用