えにわ病院

たなか・だいすけ/2007年京都府立医科大学卒業後、宇治徳洲会病院に6年間勤務。13年えにわ病院に着任。
ロボットを活用した人工関節手術に実績
2024年の整形外科手術の実績が2830例に上る「えにわ病院」。股関節、膝関節、脊椎、上肢・肩関節の各分野の医師が揃い運動器疾患全般の診療を行う。
田中大介医師は関節外科を中心に対応。中でも膝関節治療に高い専門性を持つ。
「患者さんの大半はリハビリ中心の保存療法で改善が得られるが、症状が進む場合はその効果にも限界がある。そこで痛みからの解放と生活の質向上を目指し、手術を提案することもあります。当院では手術成績の向上のため、手術支援ロボットを活用しています」
ロボットは医師がコンピューター制御されたアームを操作するもの。人工関節の設置角度などの精度が向上するため「機能成績の向上と人工関節の寿命延長が見込めることから、日本だけではなく世界で広まっています」と語る。田中医師は20年の導入から現在まで、300件以上のロボット手術を担当。また、同院では2台の手術ロボットが稼働。これは道内では唯一だ。
「患者さんが〝痛みのない日常を取り戻し、趣味や夢を諦めない〟ための治療を行うことが、私たち医師に課された使命です」
