鶴雅ホールディングス
創業70周年。官民連携で道内観光の未来を切り開く
25年は創業70周年の節目だった。〝鶴雅ブランド〟として国内外から高い評価を獲得している道内観光大手は、地域固有の自然や文化に触れる体験型観光「アドベンチャーツーリズム(AT)」の概念をいち早く取り入れてきた。
大西雅之社長は「30年には国内のインバウンドが6000万人に達すると見込まれており、この流れを確実に捉え、世界から評価される地域づくり、ホテルづくりを進めていきたい」と語る。
こうした考えを具現化する取り組みが「支笏湖ヴィレッジ構想」だ。支笏湖エリアにおける同社の3施設がバックアップし、千歳市と共同で26年から本格的に始動する。
4月4日~29日には、千歳市主催のイルミネーションイベント「支笏湖イルミナヒストリア」を開催予定で、閑散期に支笏湖らしい文化的イベントで集客を狙う。
また、夏には同エリア3施設目となる「しこつ湖 鶴雅別荘 湖白の抄(こはくのしょう)」がオープン予定。全24室に展望風呂を備えた特別感のある空間となる。
一方、27年4月には千歳市蘭越で「セガサミーホールディングス」(本社・東京都品川区)と協働し「ホテルザ・ノース(仮称)」を開業予定。初のMC契約で運営受託する。
さらに「洞爺湖 鶴雅リゾート 洸の謌(ひかりのうた)」では、ベリーファームやイングリッシュガーデンを整備し、28年にはワイナリー運営も目指す。
「地域の魅力を世界に発信していきます。さまざまな挑戦を通じて、北海道観光の可能性を広げていく」と大西社長。