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末廣屋電機

26年竣工予定の札幌第4地方合同庁舎の電気工事を担当

次代を見据えたM&Aを推進し事業基盤の強化を図る

 道内トップクラスの規模を誇る独立系電気工事会社。売上の約8割を大口工事が占め、札幌第4地方合同庁舎や防衛省関連など官公庁工事を中心に、多くの大型案件を元請けとして手掛けている。

 24年に創業100周年を迎え、25年は次なる成長に向けた基盤強化に注力した。

 猪股浩徳社長は「受注は堅調ですが、業界の職人不足が深刻です。依頼を断らざるを得ない状況もあるため、人員確保と施工能力の強化を目的としたM&Aを積極的に行っています」と話す。

 7月には、横浜市の電気工事会社「横浜電業」を事業承継したほか、グループの空調衛生設備工事会社を吸収合併し事業を改編。個人・法人向け電気工事サービス「住まいのおたすけ隊」の業務内製化で価格競争力の向上と利益率改善につなげた。

 一方で、採算面から他社では対応が難しかった地方の小口案件も本格的に受注を開始した。地方の技術者不足が深刻化するなか、受注から施工までを自社一貫で対応する体制づくりも進めた。 

 社内改革も推進し、社員アンケートを基に賃金体系や評価制度の見直しのほか、役職の新設や経営情報の公開も行った。

「新たな年も透明性が高く働きやすい環境整備に取り組む。引き続き施工力と地域対応力を高め、次の100年に耐えうる組織基盤づくりを進めます」と猪股社長。

猪股浩徳社長
外国人材の受け入れにも積極的に取り組む
小口工事では電球交換から設備修繕まで幅広く対応