国分北海道
第12次長期経営計画が始動。テーマは〝まちおこし〟
食を起点とした〝共創圏の構築と拡大〟に挑む酒類・食品卸売業の道内大手。
25年は〝人口に依存しないビジネス〟を掲げた5カ年の第11次長期経営計画の最終年度。道内の人口減少が加速する中、1次産業の衰退を防ぐため、産学官連携や食品メーカーとの協業を重ね、食の新たな価値創造の基盤づくりに取り組んだ5年間だった。
期中には、道産素材を活用したオリジナル商品を開発。25年は16商品を市場に投入し、この5年間で自社の企画・開発力を一段と高めた。
「〝共創〟には通常取引の枠を越えた姿勢が不可欠。今後もあらゆるパートナーと関係を築きたい」と諏訪勝巳社長。
新たな年は、第12次長期経営計画が始動。テーマに掲げたのは「まちおこし」だ。
特産品の道外・海外への販路拡大や、農業を中心に多分野を統合した12次産業化の支援、地域インフラを活用した配送網の構築、さらにはスポーツチームとの協業など、地域と連動した施策を進める。
「生産者・消費者・自治体の中心に立ち〝食をつなぎ、人をむすび、道をひらく。〟存在を目指す」と諏訪社長。
一方で、事業推進には人的リソースの再分配が不可欠となる。26年以降、既存事業の業務効率化10%を目標に掲げ、取引先向けオンライン受発注システムの導入や、物流センターのロボット配備を進め、省人化と生産性の向上を図る。
諏訪社長は「フードサプライヤーとしての責務と食の未来を見据え、歩んでいきたい」と意気込む。