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蓄電コンクリートでGXの基盤をつくる

(あいざわ・よしひろ)1965年静内町生まれ。中央大学卒業後、日本経済新聞社入社。流通経済部記者、ニューヨーク特派員などを経て、98年に會澤高圧コンクリート入社。2008年社長就任。

會澤 祥弘氏 會澤高圧コンクリート社長

  コンクリート以外の事業はやるな――創業者である祖父の言葉を守り続け、2025年で創業90年を迎えた。老舗の強みを生かし、「コンクリート×テクノロジー」で業界GXを先導する。

「コンクリートの役割は大きく変わるだろう。GXのキー素材になる日も近い」

 25年9月、米国マサチューセッツ工科大学と研究を進めてきた実用型の「蓄電コンクリート」を初披露し、国内主要コンクリートメーカーなど45社で「蓄電コンクリート工業会」を発足。全国規模の供給網をつくり、融雪分野を手始めに社会実装へ乗り出した。

 こうした動きに、東京都もGX関連産業創出事業として支援を決定。戸建住宅などへの普及を後押ししていく。

「コンクリートが蓄電池の代替になると思うとワクワクします。最終地点は、蓄電と発電の双方が可能な〝パワーコンクリート〟です」