ほっかいどうデータベース

遠藤建築アトリエ

設計を担った小樽港観光船ターミナル

「自然と建築の融合」。想像力で未来を拓く

「北海道の美しさや価値を伝え、自然と融合する建築の創造力で、豊かな北海道を築く事を目指す」をテーマに掲げる「遠藤建築アトリエ」。

 北海道を代表する建築家の一人である遠藤謙一良社長は「基礎断熱工法や通気工法に代表されるように、北海道が世界の起点となった建築技術がある。今や北海道の技術は世界基準です」と話す。

 これまでにクリニックや住宅、ホテル、コンドミニアム、学校や公共施設など、あらゆる建築物を設計し、多くの国際建築アワードを受賞。現在も複数の大型プロジェクトが進行中だ。

 目下注力しているのは創造力の底上げ。共に働くスタッフと建築旅行や勉強会を重ね、質の高い建築文化を共に考え学んでいる。

「北海道は自然が美しく〝建築空間〟の可能性が無限大です。おのずと、クリエイターの発想力が大切になる」(遠藤社長)

 一方で「建築は人や地域、時代を豊かにする」という考えのもと、大学の教授や行政と連携し、教育・街づくりにも注力。建築文化の大切さを伝えている。

「建築文化の発信は、民間企業だけでは成り立たない。行政と連携を図りながらまちづくりを支えていきたい」と遠藤社長。 

遠藤謙一良社長