北海道ワイン
60カ月熟成。瓶内二次発酵スパークリングワインが金賞
「おたるワイン」の名で親しまれている「北海道ワイン」。今年2月に発売したスパークリングワイン「トラディショナルメソッド北海道 TypeC」が、国際ワインコンペティション「デキャンタ・ワールド・ワイン・アワード(DWWA) 2025」で金賞を受賞した。
自社製造の瓶内二次発酵ワインで、ベースとなるワインに糖分と酵母を加え、瓶の中で再発酵をさせることでアルコールや炭酸ガスを生成させ、きめ細やかな泡を作り出している。
二次発酵後には、沈殿した酵母を取り除く滓抜きを行い、最終工程の〝門出のリキュール〟と呼ばれる調整を経て、60カ月熟成させることで深みのある味わいに仕上げられている。
ブレンドには、浦臼町鶴沼産の白ブドウ「ピノ・ブラン」と「シャルドネ」のほか、赤ワイン用品種である余市町産の「ツヴァイゲルト」を5%使用した。
醸造責任者の河西由喜氏は「時間と手間をかけた自慢の商品が世界で評価いただけて大変うれしい。今後も北海道のスパークリングワインのおいしさを広めていきたい」と話す。
同社が運営する「おたるワインギャラリー」が今年で30周年を迎え、11月22日(土)にはテイスティングイベントを開催予定だ。
予約はhttps://www.hokkaidowine.com/news/winegallery30th2025/から。