サツドラホールディングス

売上高1000億円突破。新中計を策定し、次期も増収増益
道内ドラッグストアチェーン大手。
2025年5月期の連結決算は、売上高が1001億7400万円(前年同期比4・9%増)と、大台の1000億円を突破。営業利益が16億7500万円(同21・0%増)、経常利益が16億4800万円(同23・4%増)、当期純利益が7億6700万円(同63・1%増)と利益も大幅増となった。
「地域の生活総合グループへの進化」をテーマに「店舗の生活総合化戦略」「地域プラットフォーム戦略」「コラボレーション戦略」の3つの成長戦略と組織戦略を実施。リテール事業を強化しつつ、「モノ×サービス」を提供する生活サービスに事業領域を拡大し差別化を図った。
具体的には、物価高対策として100万ダウンロードを突破したアプリを積極的に活用。クーポン発行やアプリ価格を導入した。また「サツドラFES」などの体験型イベントや、健康相談などで来店促進施策も実施。サツドラファン層を開拓した。
地域連携では「ひだかEZOCA」など地域限定カードの発行や地域交通実証事業「こしタク」の実証実験への参画、町役場支所を併設した当別太美店のオープンなど多岐にわたる。
また、インバウンドニーズに合わせた店舗改修や免税店の強化も行った。
26年5月期から3年間の新中期経営計画を策定しており、累進配当方針に転換し配当性向30%を目標に株主還元も行う。次期も増収増益を予想する。



